救急車を上手に使いましょう
上田地域広域連合消防本部の令和5年の救急出動件数は11,706件で、10年前と比べ約28%増加しました。そのため、現場に到着する時間が延伸傾向にあり、緊急性のある方の処置が遅れてしまうおそれがあります。
また、搬送された方は10,662人で、そのうちの約3割の方が入院の必要がない方でした。この中には、緊急性が低い症状で救急車を要請される方が見受けられます。
以下が、緊急性が低いと思われる具体例です
- 今は大丈夫だけど、後で具合が悪くなるかもしれないので、救急車を呼んだ。
- 受診や入院の予約を入れているので連れて行ってほしい。
- 緊急ではないが、自家用車が無いので病院へ連れて行ってほしい。
- 救急車だと待たずに、早く診察してもらえると思った。
救急車は、皆さんの安心のための貴重な「財産」です。
以下の2点を参考にしていただき、救急車の上手な利用について皆様の御協力をお願いします。
- かかりつけ医をもちましょう。
かかりつけ医をもつことにより、健康に関することを相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介していただけます。 - 体調に異変を感じたら先送りせず、通常の診療時間内に受診するよう心掛けましょう。
夜になると「不安」になり、救急車を要請される方が見受けられます。
- 休日・夜間は医療機関が限られ、特に眼科、耳鼻科など専門的な治療を必要とする場合は、診療時間内に早めの受診をお願いします。
☆ただし、命にかかわる病気などで緊急に病院へ行かなければならない場合は、以下3例の具体例を参考に、ためらわずに119番通報をして救急車を要請しください。
ためらわずに救急車を要請する症状【高齢者】
ためらわずに救急車を要請する症状【おとな】
ためらわずに救急車を要請する症状【こども:15歳以下】
救急車の利用について判断に迷う場合は以下の「救急受診ガイド」、「全国版救急受診アプリ「Q助」を御活用ください。
■救急受診ガイド
※リンク先のホームページからダウンロードし閲覧してください。
■全国版救急受診アプリ「Q助」
※緊急度判定を支援するWebサイト及びスマートフォンアプリで、外出先でも使用できます。
使用にはダウンロードが必要です。
急な病気やケガ等で救急車を呼ぶか、病院に行くか、迷ったときには#7119へ
小児の緊急相談は#8000へ
●長野県救急安心センター(#7119)
大人(おおむね15歳以上)の方が、急な病気やケガ等で救急車を呼ぶか、病院に行くか迷ったときに、看護師等の相談員が電話でアドバイスします。
例えば・・・
家族の様子がなんとなくおかしい。救急車を呼んだ方がいいのか・・・
腹痛があり辛い・・・すぐに病院を受診した方がいいのか・・・
ケガをして出血している。救急車を呼ぶことをためらう・・・
このようなときは、#7119をご活用ください。
相談日時
平日:19時から翌8時まで 土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月29日~1月3日):8時から翌8時まで
利用方法
局番なしの「#7119」まで、お電話ください。
ダイヤル回線・IP電話の場合、または「#7119」へのお電話でつながらない場合は、「026-231-3021」へおかけください。
緊急・重症の場合は迷わず119番通報してください。
●長野県小児救急電話相談(#8000)
お子さんの夜間のケガや急病等の際、保護者の方々が対処に戸惑う時や、医療機関を受診すべきかどうか判断が難しい時に、応急対処の方法や受診の要否等について助言を行います。
相談日時 毎日 午後7時から翌朝8時まで
利用方法
・局番なしの「#8000」まで、お電話ください。
・短縮ダイヤル「#8000」は、プッシュ回線及び携帯電話からご利用できます。
・ダイヤル回線・IP電話の場合は、「026-235-1818」へおかけください。
緊急・重症の場合は迷わず119番通報してください。
このページに関するお問い合わせ |
お問い合わせ先: 上田地域広域連合消防本部 警防課 電話: 0268-26-0119 |